ミカ・ワンダ 〔短い漫画〕 1ページ
岸にしゃがみ込んでミカが川の方を見た。そして、下流にあった小さい橋に気づいた。それは地面と同じ水準で、なんとか水面から少し上を保っている状態だったので安全ではなかった。
ミカがつぶやいた。周りを行くと言えば、湖を周るということかな~
川を渡る場所はない。
とショナが言いました。
ミカが若いガイドを見上げた。あの橋は本当に大丈夫なの?
ショナが聞いた。何の橋?
あそこにあるじゃないの!
ミカが鉄橋を指指して、首を振った。あの子はもっと周りをよく見ないとね、
と思った。
さあ、知らないよ。行ってみれば?
とショナが言った。
ミカが溜息をついた。彼女は立って、橋の近くまで歩いて行った。橋は古そうだったが、近くで見ると、川を渡るには大丈夫と分かって、少し自信がついた。
足が手前の鉄板を触る前に、ミカが立ち止まった。後ろにあった湖の上に、目に見えないゆがみがあるのを感じた。
一歩進んだ。橋がキーキー。でも、ぐらぐらしなかった。不安だったが、川をゆっくりゆっくり渡り始めた。だが、怖くなってきて歩く速度がだんだん速くなった。